直訳調の日本語を翻訳ソフトにかけたら韓国語の原文と同じになった!!

 ソウルの街並みを上空から見たとき、日本とそっくりだなあと思ってから10年の歳月が流れました。そっくりなのはなんでたろうかと思い、日本へ帰ってから手当たり次第に日韓の歴史に関するものを読んでみると、その直感はまんざら外れていないような・・・。歴史学者ではありませんが、皮膚感覚というものでしょうか・・・。それから韓国語を勉強してみると、あ~やっぱりそうだったのかと。フランス、スペイン、ポルトガル、ドイツ、イギリスにはローマ・ギリシャがあって、日本・韓国には中国があったんだと。文化的・言語的影響はお互い強烈に受けているんですよね、実際のところ。韓国語と日本語は言語学的には近いけれどお互い違うらしいですが、構造的には膠着語。もしかしたら、祖先は遠くのほうで繋がっているのかもしれませんね。

 今回は漢字と外来語が混じったハングル文を見てみましょう。NHK World Daily Newsから引用させていただきます。

 まずは原文。

 독일의 메르켈 수상과 티벳 불교의 최고지도자로 인도에 망명중인 달라이 라마14세가, 23일 베를린에서 처음으로 회담했습니다.

 漢字と外来語を挿入してみます。

 독일ドイツ의 메르켈メルケル 수상首相과 티벳チベット 불교仏教의 최고지도자最高指導者로 인도インド에 망명중亡命中인 달라이ダライ 라마ラマ14세가, 23일 베를린ベルリン에서 처음으로 회담会談했습니다.

 日本語の文章にしてみます。

 ドイツのメルケル首相とチベット仏教の最高指導者でインドに亡命中のダライラマ14世が、23日ベルリンで初めて会談を行いました。

 上の日本文をlivedoorで翻訳をしてみます。

 독일의 메르켈 수상과 티벳 불교의 최고 지도자로 인도에 망명중 달라이 라마 14세가, 23일 베를린에서 처음으로 회담을 실시했습니다.

 
上の青字にした部分を下のように変えてみます。機械翻訳っぽくしてみます。

 
ドイツのメルケル首相とチベット仏教の最高指導者でインドに亡命中であるダライラマ14世が、23日ベルリンで初めて会談しました。

 上の日本文をもう一度livedoorで翻訳してみます。

 독일의 메르켈 수상과 티벳 불교의 최고 지도자로 인도에 망명중 달라이 라마 14세가, 23일 베를린에서 처음으로 회담했습니다.

 原文通りになりましたよ。ちょっとびっくり。日本語を翻訳ソフトにかけて韓国語にする場合、直訳調のものが案外いけるかもしれませんね。