ちょっとまじめに韓国語中級講座・・・接続語尾は覚えるのが大変!

 韓国語を学習していて苦労するのが、固有語(韓国独自の言葉・・・つまり、日本でいうところの大和言葉のようなものかな)ともう一つ接続語尾。

 韓国語のなかには、実は漢字語(いわゆる現在の英語のような文明語といったら分かりやすいかも・・・)がたくさん入っている。ハングル表記になっているので最初は戸惑いますが、慣れれば大丈夫。

 固有語(日本の大和言葉に相当するのかな・・・)はなかなか覚えるのが大変。文脈で単語の意味をつかんだり、語呂合わせで覚えたり・・・。

 これも覚えるよりしかたがないのかな、接続語尾。文脈でなんとなく意味がわかったような、わからないような、いつもすっきりしないでモヤモヤ。

 ここはちょっとまじめに腰を据えて、じっくり接続語尾を勉強しなおしましょう。

 参考書は가나다 KOREAN For Japanese 中級1・2を使用します。

 2008年7月31日付のブログ「韓国語初級・中級オススメ教材! これを使えば韓国語がみるみる上達!」でも紹介しましたが、韓国の語学学校「カナタ韓国語学院(가나다한국어학원)」で使われている教材です。韓国語の教材はいろいろと試してみましたが、これが一番自分にあった教材かな。

 不思議と単語やら文法やらが、すっきり頭の中にしみこんでいく感じなんですよね。あまり辞書も引くこともありませんでしたので、ストレスなく学習に打ち込める。これは本当にお薦めですよ!

 しばらく韓国語の接続語尾を中心に行ってみようと思いますが、先ほど紹介しました가나다 KOREAN For Japanese 中級1・2からランダムに接続語尾をピックアップして、例文を見ながら理解を深めていこうかと思います。

 今回は、가나다 KOREAN For Japanese 中級1の第4課(제4과)の文法(문법)の項目にありました、「(~)거든」をじっくり勉強してみましょう。

 「(~)거든」は、仮定や条件を表す接続語尾。

 仮定と聞くと、「~(으)면」のほうがなじみ深いかもしれませんが、ちょっと意味合いが違うようなんです。

 「~(으)면」は、実現可能かどうかに関係なしに使われる。

 「(~)거든」は、話し手が実現可能だと考えている場合に使用されることが多くて、「(~)거든」の後には、命令形や勧誘形が使われるそうです。

 では、さっそくネットで例文を探してみましょう。

 まずは「~(으)면」から・・・

 군에 오지 못했다면 전우라는 말을 이해하지 못했을 것입니다.

 エキサイト翻訳にかけてみます。

 軍に来ることができなかったら戦友という言葉を理解することができなかったはずです。

 つまり、実体験に基づく言葉の概念を獲得したということなのかな。経験者の語る言葉には重みがありますものね・・・。

 「(~)거든」はどうでしょうか・・・

 병을 고치려거든 마음을 고쳐라.

 エキサイト翻訳にかけてみます。

 病気を直そうとするなら心を直しなさい。

 つまり、病は気からということなのかな(?) 

 先ほどの定義・・・(~)거든」は、話し手が実現可能だと考えている場合に使用されることが多くて、「(~)거든」の後には、命令形や勧誘形が使われる・・・

 なるほど、確かにそういう感じで使われてますね。

 もうひとつ例文を見てみましょう。

 친구를 얻고 싶거든 당신이 먼저 친구가 되라.

 エキサイトの翻訳にかけると・・・

 友達を得たかったらあなたが先に友達になりなさい。

 どこかで聞いたことがある文句のような・・・。

 練習しないとメダル取れないよ。勉強しないと大学受からないよ。つまり、日本語ではこんな感じのニュアンスで使うんでしょうね。

 なるほど、納得!!