スウェーデン語に挑戦

 スウェーデン語(Svenska-スヴェンスカ)を勉強していてスウェーデン(漢字表記-瑞典)という国が知りたい!!と思ったのは、日本での介護・福祉の現状を見て、本当にこの国で将来安心して暮らせるんだろうかと非常に心配になってしまったからなんですね・・・。

 年金生活に入ったとしても、その中から税金を払ったり介護保険料を払ったり、はたして手元にいくら残るんだろうか・・・。なんて気持ちが暗くなってしまいますが、とにかく介護・福祉の勉強というよりも、スウェーデンを調べればなにかが見えてくるんじゃないのかなあ・・・。

 介護・福祉と聞いて、それ分野に関して先進的な国はどこだろうかと最初にピンとくるのは、やはりスウェーデン(漢字表記-瑞典)。高福祉社会、税金が高い、でも安心して暮らせるなどのイメージがあるけれど、実際どうなんだろうと思うことがしばしば。フランスに暮らしたことがあるけれど、旅行でいくのと生活するのでは大違いで、生活をしていくうちにその国の社会的な矛盾みたいなものが見えてくるので、それをどう心の中で処理したらよいのか、そこが一番苦しかったところ。でも、その国の文化的資質というか、普遍的な哲学というものでなんとか自分を納得していたような気もする。これは下宿先のおばあさんの娘さんの口から聞いた言葉。「この国(フランス)は、individualism(個人主義)の国なの」。これを聞いて思ったのは、フランス人がフランス人たりえているのは、このindividualismなのだと。「Je pense, donc Je suis(われ思う、故にわれあり)」―うん、納得。

 高福祉社会を行える土壌、それはスウェーデン人のコンセンサスがあるからに他ならない。それはスウェーデン語のなかに蓄積されてきているはず。スウェーデン人がスウェーデン人たらしめている、その普遍的なものとはいったい何だろう。これは早速スウェーデン語を勉強するしかない。

 スウェーデン語の参考書に「まずはこれだけスウェーデン語(荒川明久著・国際語学社)」、「CDエクスプレス スウェーデン語(横山民司著・白水社)」、スウェーデン社会についての情報に「スウェーデン人はいま幸せか(訓覇法子著・NHKブックス)」に協力をいただきます。

 スウェーデン語の辞書は、スウェーデンのサイトにありましたこちら-lexin2.nada.kth.seを利用させていただきたいと思います。

 スウェーデン語の第一印象は、英語風・ドイツ語風、いわゆるゲルマン語系なのかなという感じだけれど、発音が少々複雑だ。最初は耳から入っていったほうがよさそう。習得には時間がかかりそうだけれど、差し迫った福祉という課題をより深く理解するためにはがんばるしかない!!