フランス語を読んでみよう~フランスの詩で文法と発音の学習

 フランスから帰ってきてから10年ほど経つのかなあ~。

 そこで過ごした日々の記憶もだんだん薄らいでいく感じ。

 フランスからいっしょに連れてきた原書は約50冊。

 その中の1冊、ポール・ヴェルレーヌ(Paul Verlaine)の詩―La Bonne Chanson(ラ・ボンヌ・シャンソン)の冒頭の詩が好き。

 冒頭の1行ほどをかじって、少しばかりフランス語の勉強をしてみようと思います。

 英語、日本語、フランス語ごちゃまぜにして、イメージを優先でいってみようかと思います。

 ちなみに日本語の翻訳ものでは、堀口大学が良かった。ずいぶん昔に読んだことなので記憶があまり残っていません。あしからず。

Le soleil du matin doucement chauffe et dore
ル・ソレイユ・デュ・マタン・ドゥスモン・ショフ・エ・ドール

 leルは男性名詞につく定冠詞(女性はlaラ)、 soleilソレイユ(英語はsun)が男性名詞です-ちなみにフランス語で月は"lune"リュンヌ(英語はmoon)。

 duデュは前置詞のdeドゥと定冠詞leがくっ付いてduになっています。du matinマタンは、de+le+matin。matinは英語のmorning。leがついているので、この季節の朝の太陽といえばこういう感じという前提条件があるんでしょうか。

 doucementドゥスモン。ここは英仏の無料オンライン辞書をクリック! 副詞でgently、softly、graduallyと出てきます。ここはイメージで!

 chauffeショフは、動詞のchaufferショフェの3人称単数の現在形。英語ではwarmとhot。ちなみに形容詞はchaudショ。パリ(Paris)に住んでいた頃、セーヌ川(La Seine)にかかる橋(Le pont)ル・ポンを渡っているときに、通りすがりに年配マダム(Madame)の口から出た言葉、"Comme il fait chaud!"コミルフェショ(なんて暑いんでしょう!)。

 etエは、英語の接続詞and。

 doreドールは、動詞のdorerドレの3人称単数の現在形。フランス語orオールは、英語のgold。太陽があたりを金色にしていく感じですね。ちなみにオリンピックの金メダルは、フランス語でmédaille d'or(メダイユ・ドール)。

 これに続いて、Les seigles et les blés tout humides encoreレ・セーグル・エ・レ・ブレ・トゥ・ユミッドゥ・アンコール,ときます。ライ麦や小麦がまだhumide(英語はhumid)している状態です。日本的には、鳥がさえずり、木の葉が朝露に濡れている感じなのかなあ。あくまでここはイメージと、これまでの自分の体験から感じいりましょう。