バイオ燃料、エタノール、サトウキビ、とうもろこし。地球環境にも優しいといわれる、石油にかわる代替エネルギーとして脚光をあびてますよね。
世界有数の生産国であり、輸出国でもあるブラジル。
あるテレビ番組を見ていて思ったのは、将来的にもかなりの潜在力をもった国であることは間違いなさそう。
輸入に頼る比重の高いこの国の住民としては他山の石ではなく、この状況を直視して客観的に判断できるようにできないと危ないんじゃないかと思ったりも。
英語だけではなくて、ポルトガル語で直接情報をキャッチできるようにしておいたほうが賢明ではないのかなあと、ふと思ったりも。
英語をかじったことがあれば、ポルトガル(漢字表記-葡萄牙)語も大丈夫?!
私事で恐縮ですが、フランス語を一時、一生懸命(?)勉強したことがあるので、なんとなく類推がきくところがあります。
いわゆる同じロマンス語の系統なのですね。
ヒアリングはちょっと厳しいですが、リーディングは想像力と過去の語学歴でなんとなくわかる部分もあります。
ポルトガル語とはどういった言葉なんだろうか。ただ読んでみたい、その純粋な気持ちがとぎれないうちに早速いってみよう。
7月16日付、NHK WORLD DAILY NEWSポルトガル語版の冒頭を引用させていただき、オンライン無料辞書はWebster's Online Dictionaryを使わさせていただきます。
Um forte terromoto atingiu as províncias de Nigata e Nagano, no centro do Japão.
(ウン・フォルチ・テホモート・アチンジウ・アス・プロヴィンシアス・ジ・ニーガタ・イ・ナガノ・ノ・セントロ・ド・ジャパゥン)
umは男性単数の不定冠詞で、英語のaに相当します。
forteは形容詞で、terromotoにかかっています。音楽の授業で聞いたことがあると思いますが、ピアニッシモが弱くで、フォルテッシモが強くでしたよね。terromotoはterroとmotoがくっ付いたんじゃないのかなあと想像し、terroは辞書を引くと、land/soil/earthとでました。motoも想像力を働かせて、おそらくmotorcycleとかmotivationなどのmot。動詞ならmove。地面を強く・激しく動かすんだと。
atingiuはatingirの直接法・完全過去形。こういった文法用語を聞くと少々委縮してしまうので、とりあえずただの過去形と覚えておきましょう。地面を強く・激しく動かすことがあったんだってね。ちなみにatingirの意味は、hit/reach/attain/achieve/catch/get/strike/accomplish/run acrossとでてました。ここではhitがいいですかね。
as províncias de Nigata e Nagano。asは女性複数の定冠詞で、右隣のprovínciasの意味を既定しています。フランス語でもprovince(プロバンス)は地方の意味があります。ちなみにフランスの画家セザンヌで有名なプロバンスはprovenceで綴りが違います。deは英語のof、Nigataは新潟、eは英語のand、Naganoは長野。
no centro do Japão。noは前置詞em+男性単数の定冠詞oがくっ付いた形。前置詞emは英語でinの意味。centroはcenter。doは前置詞de+男性単数の定冠詞oがくっ付いた形。JapãoはJapanです。
参考文献
初級ブラジルポルトガル語 深沢暁著 東洋書店