スペイン語を読んでみよう~インカ帝国に日本人の祖先がいるかも?

 今回はペルーを舞台にスペイン(漢字表記-西班牙)語を学んでみようかなと思います。ペルーといえば、ナスカの地上絵にインカ帝国ですね。インカ帝国の中心都市、クスコに関する文章です。インカ帝国といえば関係が深いと言われてます。DNAですね。アジア大陸から南米大陸へ渡って行った子孫たちというより兄弟、遠い親戚かなあ。顔のつくりは似てますものね。縄文人とインカの人々はどこかでつながりがあるんでしょうか。太陽信仰は両者あり。遠い記憶のどこかで、伝承なんかの形で残っているのでしょうか。残っていればインカ帝国の公用語のケチュア語にあるんじゃないかと推測したくなるけれど、どうなんでしょうか。言葉は変わるものだし、文明語をどんどん吸収していくものですし・・・。

 引用させていただきますのはperu.comからで、辞書は無料のWebster's Online Dictionaryです。

 Cuzco, La Capital Arqueológica de América fue la ciudad principal del Imperio del Tahuantinsuyo, siendo considerada por los Incas como el "Ombligo del Mundo".
 (クスコ・ラ・カピタル・アルケオロージカ・デ・アメーリカ・フュエ・ラ・シウダー・プリンシパル・デル・イムペーリオ・デル・タワンティンスウヨ、シエンド・コンシデラーダ・ポル・ロス・インカス・コモ・エル・オムブリーゴ・デル・ムンド)

 クスコ(Cuzco)は、La Capital Arqueológica de Américaが主語で、laは女性定冠詞、Capitalは英語でもcapital、arqueológicaはcapitalにかかる形容詞で語尾はcapitalが女性名詞ですのでa、英語でarchaelogical考古学の意味、deは英語のofに相当し、アメリカ考古学の中心地になります。

 fueはser動詞の点過去形で、la ciudadは英語でcity、principalは形容詞で語尾は変化しません。delは前置詞deと定冠詞elがくっ付いたかたち。imperioは英語でempire、delは先程と同じで、TahuantinsuyoはTawantin Suyu(タワンティンスウユ)とも言い、インカ帝国の正式名称です。

 siendoはserの現在分詞で、その前にla ciudad fueが省略されています。consideradaはconsiderarの過去分詞で、主語が女性形ですので語尾がaになっています。porは英語でby、los Incasは男性定冠詞の複数形がついてインカ人たちの意味。comoは英語のasで、ここの部分で重要な点は以下の点。

considerar X como Y ― XをYとみなす

 el Ombligo del Mundoは、男性定冠詞のel、ombligoは日本語でへそ、delはde+elですね。mundoは英語でworldになります。クスコはインカ人によって"世界のへそ"と考えられていたんですね。