皆既月食は英語で?

 8月28日は皆既月食でした。みなさんは見れましたでしょうか? 残念ながらここは曇り空で見れませんでした。皆既月食とは、

 During a total lunar eclipse, the Earth blocks the Sun's light from reaching the Moon.

 ということなんですね。皆既月食は英語で、

Total Lumar Eclipse

といいますが、ここで気になったのが、lumar。フランス語(français)で月のことをlune(リュンヌ)、スペイン語(eapañol)でlunaルナ)といいますので、これはどうもロマンス語の系統を使っているようですね。ちなみにフランス語で光はlumière(リュミエール)・月曜日はlundi(ランディ)。

 月の語源ともなっているこのluneやlunaは、ローマ神話の女神・ルナから来ているようです。そこで気になるのが、英語のmoon(ムーン)ですよね。このmoonから派生した言葉が、monthであったり、mondayであったり。これはどうもロマンス系ではなくて、英語本来のゲルマン系からで、それも同じく神話から来ているんじゃないかと想像をめぐらして、検索を行ってみましょう。キーワードは、

"germanic legend(ゲルマン民族の神話)"・"moon"・ "god"・ "name"・ "origin"。

それではクリック!!

 www.odinsvolk.caというサイトの「THE HOLY ONES」というところに、ありましたよう~。少々引用させていただきます。

MANI
Pronunciation: Mah-nee
Mani is the god of the moon and a son of Mundilfari and Glaur. Mani pulled the moon through the sky every night, pursued by the wolf Hati (Hatred). Lunar eclipses were caused by Hati coming close to catching Mani; children banged pots together and made great noise, hoping to scare Hati away from the moon. Monday is named after him (Moon day).

 北欧神話の月神・MANI(マーニ)から来ているようですね。私たち日本人にもいますよね、月読命(ツクヨミノミコト)。昔は神様がたくさんいたんですね、どこの国というのか民族にも。その後ですよね、一神教的な考えがヨーロッパに入ってきたのは・・・。一橋大学の学長をつとめた阿部勤也さんの本を読むと、そのあたりの事情が良く分かりますよ。