ドイツ語を読んでみよう~ビールは健康に良いのだ!!

 「暑さ寒さも彼岸まで」といっても、毎日毎日こう暑さが続くとからだも大丈夫かなと思ってしまいますが、そんな中でも楽しみのひとつに仕事が終わった後の"ビール"ですよね。「とりあえず、ビール」とは、おきまりの定型句ですよね。まさに五臓六腑にしみわたっていく、あの感覚。ああ、一日終わったのだな、ご苦労様と自分にいってあげたくなります。美味い、美味いと飲みながらも、プリン体大丈夫かなとか、糖尿病になっちゃうようとか、飲みすぎには気をつけましょう、休肝日を設けましょうといったお医者さんの一言が気になったりも。お酒は百薬の長だぞ、からだの老廃物をどんどん出してくれるんだぞ、アル中じゃないぞ、ビール万歳と叫んで見たくもなる。

 フランスといえば、ワイン。ドイツといえば、ビール。ビールはからだに良いんですよと力説している、ドイツ語のホームページを見つけました。ビールは実は偉いのです、といっているかは分かりませんが早速読んでみましょう。FOCUS OnlineというホームページのReisen/Urlaubsideen/Das goße Bier-Lexikon/Bier und Gesundheit(ビールと健康)を引用させていただきます。

Bier schmeckt nicht nur, es ist auch gesund - allerdings in Maßen.
      (ビア・シュメクトゥ・ニヒト・ヌア、エス・イストゥ・アオホ・ゲズントゥ-アラーディングス・イン・マーセン)
 Bierはビールで、schmecktは動詞でschmeckenの3人称、意味はおいしい・うまい。nichtは英語のnot、nurは英語のonly-ビールはおいしいだけではないんだぞっと。

 esはビールを表す代名詞(ドイツ語の名詞には男性・女性・中性があります。ビールは中性名詞で、esは中性名詞単数の代わりになっています)。istはseinの3人称・英語のbe動詞に相当。auchは英語のtoo。gesundは健康な・健康によいを意味する形容詞です。
allerdingsは英語でbut・certainly・however・in any case・indeedという意味で、in Maßenは英語でin measuresの意味、inは前置詞(ここでは3格)・Maßは中性名詞で語尾にenが付いた形で適度に・節度を持っていわゆる飲みすぎない程度・ほどほどにくらいでしょうか。何事にも??を持ってですね、中庸の精神ですか。どこの国にもこの精神はあるんだなあ。

 この続きはまたゆっくりと読んでいきたいと思っています。ドイツ語はなんといっても格変化ですよね。大学で第2外国語にドイツ語を選び、その最初の授業で定冠詞の格変化を声を出して読むというものとUmlaut(ウムラウト)、そしてRの発音。もっとヘビーな事をやってほしかったなあと思います。ゲーテ、カント、ハイデガー、フロイト、ニーチェ、カフカにトーマス・マン、ヒトラー、ビールだってあるんだぞ。ドイツ語を生でまるかじりしながら、文法・発音含めて楽しくどんどん読んでいきましょう!!