韓国語の記事を日本語に翻訳したものを韓国語に翻訳してみる

 韓国語の学習は普段読むほうが多いのですが、読んでいて思うのは韓国語と日本語は似ているなあーと・・・。DNAに記憶されているのかどうかはわかりませんが、むかし同じ漢字文化圏だったんだなあと思わせてくれるのです。とはいっても、韓国語と日本語では感性が違う部分はもちろんあります。お互いの言語の構造的なものを翻訳ソフトで調べてみると、英語を日本語に翻訳するときに較べて韓国語を日本語に翻訳する場合まんざらトンチンカンな文章でもないのですが、かといって日本人の馴染んだ文脈とはちょっと違うような・・・、つまり論理が違うんじゃないかと。

 東亜日報の記事を少々引用させていただきます。

 原文
 
 조기유학이 늘어나면서 유학을 떠나는 국가도 다양해고 있다. 특히 2006학년도에는 동남아 지역으로 떠나는 학생이 급격히 증가했다.

 上の原文に漢字を挿入してみます。

 조기유학早期留学이 늘어나면서 유학留学을 떠나는 국가国家도 다양多様해지고 있다. 특히 2006학년도学年度에는 동남아 東南亜지역地域으로 떠나는 학생学生이 급격急激히 증가増加했다.

 livedoorの翻訳ソフトで韓国語→日本語に翻訳をしてみます。

 早期留学が増えながら留学を行く国家も多様になっている. 特に 2006学年度には東南アジア地域に発つ学生が急激に増加した.

 上の翻訳文をlivedoor翻訳日本語→韓国語に翻訳にかけてみます。

조기 유학이 증가하면서 유학을 가는 국가도 다양하게 되어 있다. 특히 2006학년도에는 동남아시아 지역에 출발하는 학생이 급격하게 증가했다.

 単語(Naver参照)
 늘어나다-ヌルヌル伸びると長くなって、増えること。(韓国語の単語の覚え方のひとつです)
 떠나다-(ある場所を)立ち去る(ということはどこかへ)向かう、行くこと。
 지다-用言の語尾아・어について(ある状態に)なること。
 동남아-동남 아시아(東南アジア)を縮約したもの。

 東亜日報の日本語サイトでは日本語のテキストと韓国語のテキストが見ることができますので、翻訳の勉強にも役立ちますよ。次のテキストは原文にたいする邦訳されたものです。

 早期留学が増え、留学先も多様化している。とりわけ、06学年度は東南アジア地域への留学生が急増した。

 すっきりした日本語文ですよね。さすがプロといった感じがします。韓国語の文章の中にあるハングル文字を漢字や外来語を挿入しただけでもかなり意味はとれますが、今後は固有語対策といったところでしょうか。日本でいうところの大和言葉ですよね。この部分を攻め切れれば言うことなしなんですが・・・。

 最後に上の邦訳をlivedoorの翻訳にかけてみます。

 조기 유학이 증가해 유학처도 다양화하고 있다.특히, 06 학년도는 동남아시아 지역에의 유학생이 급증했다.

 급증という漢字語が韓国語の中にあるのかなあ~と疑問に思い、韓国のポータルサイトにあるNaverの辞書で調べてみます。
 급증は急増ということでした。漢字語は日韓だいだい同じ意味合いを共有している感じはしますね。