韓国語を読んでみよう~ホルモンってどういう意味?

 韓国の食材は日本の食卓におなじみの一品となっていますが、焼肉もその1つ。焼肉は韓国語で불고기(プルコギ・火の肉)という意味ですね。最近はまっているのが、値段もお得なホルモンです。歯ごたえがあってなかなか噛み砕けませんが、ハサミで切り込みをいれてあげれば食べやすくなりますよ。

 ホルモンとは? 最初に耳にしたのはテレビ番組でこういったのを覚えています。ホルモンは「ほーるもん(放るもの)」からきているんですよ。その時はなるほどなあ~と思いましたが、さて本当のところはどうなんでしょうか。

 語源由来ガイド(gogen-allguide.com)にこう載っていました。

  •  ホルモンとは、動物体内の組織や器官の活動を調節する生理的物質の総称。ドイツ語「hormon」、英語「hormone」。
  •  焼肉のホルモン焼きは、豚などの臓物を焼いたもの。
  •  「ホルモン」は、関西弁で「捨てる物」を意味する「ほおるもん(放る物)」を語源とする説が多いが、臓物料理は印象が悪いため英語「hormone」にあやかり、体内に活力を与えるイメージで名付けられたとする説が、現在では有力とされている。

 焼肉の本場は韓国ですので韓国ではどういった見解をもっているのでしょうか。「호르몬(ホルモン) 불고기(プルコギ・焼肉)」で検索してみると、ジップル・韓国博物館・藁・生活史 (www.zipul.co.kr) というサイトに、ホルモンに関する記事がありましたので少々引用させていただきます。

 エキサイトで韓国語の翻訳をしてみます。翻訳エンジンはAmikai。※(その他の無料翻訳サイトを試してみましたが、結果は同じでした) 邦訳はそのまま載せておきました。これはなんだというところには、おそらくこういう意味だろうというものを、とじ括弧にしておきました。

 일본사회에서 가축의 내장을 호르몬이라 부르게 된 데에는 한국인의 근대(近代) 이주사(移住史)와 깊은 관련이 있다.
 日本社会で家畜の内臓をホルモンと呼ぶようになったところには韓国人の近代(近代) 移住社(移住史)と深い関連がある.

 아무튼 일본인이 먹지 않고 버리는 내장은 한국인에게는 대단한 횡재(橫財)였다.
 とにかく日本人が食べないで捨てる内臓は韓国人にはすごいめっけ物だった.

  이 때부터 내장을 호르몬이라 부르게 되었다는 얘기가 있다. 일본어에 버리는 물건이라는 말은「ほうリたすもの」라 하고, 이「ほうりたすもの」의 오사까 사투리는「ほるもの」이다. 우리 글로 옮기면 호르모노, 호르몬은 이 호르모노에서 나왔다는 것이다.
 この時から内臓をホルモンと呼ぶようになったという話がある. 日本語に捨てる品物という言葉は「ほうりたすもの」だと言って, これ「ほうりたすもの」の大阪なまりは「ほるもの」だ. 私たちの文で訳せばホルモノ−, ホルモンはこのホルモノ−から出たというのだ.

 그러나 곰곰이 생각해보면 이 호르모노라는 말이 호르몬으로 바뀌었다는 얘기에는 어쩐지 석연치 않은 점이 있다. 발음이 비슷하다고는 하나 하고많은 말 중에 왜 하필 호르몬인가.
 しかしつくづくと考えて見ればこのホルモノ−という言葉がホルモンに変わったという話にはなんとなく釈然としない点がある. 発音が似ているとは一つとても多い言葉の中にどうしてホルモンか.

 韓国も日本と少々似たような見解ですね。ホルモンは韓国人に負うところが大きいような気がしますが・・・。
 
 ホルモンは安くて旨くて栄養満点!! 晴れた日の週末は、野外で焼肉パーティーが最高です。

 P.S. 近所の肉屋さんで売っているホンモンは絶品です。臓物の臭さと唐辛子がピリッときいていて・・・。おまけにレバーが入っているのが非常にうれしいです、グリコのおまけみたいで・・・。