英単語の覚え方~かぐや姫は月を定義(definition)する

 月探査衛星“かぐや”のとらえた映像は本当にきれいでした。さすがハイビジョン。アポロがとらえた映像とは違い、すっきりとしたまざりけのないそのままの素材をあらわした感じの映像でした。新聞記事での写真でもこんなにきれいなんだから、ハイビジョンテレビで見たらもっとすごいに違いない。うちのテレビはアナログですのでその恩恵にはあずかれないのが少々残念。技術の進歩と歩調をあわせていかないと、楽しみも半減といったところ。ハイビジョンテレビを早く手にいれなくちゃ!

 NHK World Daily Newsに今回の月探査衛星“かぐや”の記事がありましたので、少々引用させていただきます。

 Japan's first lunar probe has captured vivid images of the earth using a high-definition NHK camera.

 日本では初めてなる月探査衛星が地球の映像を色鮮やかにとらえたんですね。lunarは「2007年8月30日付のブログ-皆既月食は英語で?」のところで書きましたのでそちらを参照してもらえればと思います。probeはまずCobuild english dictionalyを引いてみます。

 probe-a space probe is a spacecraft which travels into space with no people in it, usually in order to study the planets and send information about them back to earth
 動詞ですと-If you probe into something, you ask questions or try to discover facts about it

 つまり、かぐや姫は一人で月に調査にいったということで・・・。おじいさん、おばあさんにその後の消息もきちんと知らせるという条件で・・・。probeに形の似たproveもちょっと調べてみます。

 prove-If you prove that something is true, you show by means of argument or evidence that it is definitely true

 微妙に意味の違いがありますね。現在はprobeの状態で、これからproveした事実があきらかになっていくのでしょう。

 vividに関しては「2007年8月21日付のブログ-英単語の覚え方~語根vivの意味」を見ていただければ思います。

 日本ではハイビジョン(High-Vision)と言っていますが、High-Definitionが英語での言い方なんですね。画像や映像がhighly definedされることなんでしょうね。 動詞defineには限定的に定義するといった意味合いがありますが、あるものを限定的に定義すると意味ははっきりしてきますものね。映像や画像の場合には、くっきり・すっきり・はっきり・色鮮やかになりますよね。ハイビジョンテレビに映し出された画像は、物体を限定的に定義して処理されたものが人間の目に映っているということなんでしょうか。それはともかく、定義付けをしてはじめて物事ははっきり、すっきりするもの。映像がきれいなのもHigh-Definitionされてればこそ。とにかくきれいなんですよね、ハイビジョンテレビ。その場に自分がいるんじゃないかと錯覚してしまいそうです。海外旅行に行かずとも言った気分になれてしまいそう・・・、もちろん体感温度や匂いはしませんが。

 故郷を離れ都会暮らしが長くなると、ふと田舎の故郷のことが思い出される瞬間がある。こんな瞬間とはまさに、故郷のことを再度定義(definition)し直しているのかもしれない。かぐや姫もきっとそうした瞬間がおとずれるにちがいない、おじいさん・おばあさんと過ごした