韓国語の単語を覚えるには、語呂合わせとオノマトペが結構いけます。韓国語の単語の音感とそれに似た日本語の単語の音感をあわせて、意味と概念を覚えてしまうというもの。時々音感と意味がそっくりなのがあってびっくりしてしまいますが、そう思ったらこっちのもの、そういった単語はなかなか忘れないものです。単語には複数の意味がありますが、最初はとりあえずひとつの意味とその単語の根本的に意味する原義というものを掴んでしまえばとりあえずよいかと思います。
今回扱う単語は맞다(マッタ)。この単語は日本語の音感よりも、英単語のなかに音感と意味が非常に似ているものがあります。それは-match(マッチ)。matchには試合や競争するの他にも、一致するとかマッチするなんて意味もありますよね。このmatchという単語のマッチするの概念と맞다の概念が非常に似ているんですよね。
맞다には、「当たる」とか「ぶつかる」とか「迎える」の意味と「ぴったり合う」などの意味があります。意味の広がりはありますが、その根本的な原義はなにかとなにかが「合う・合わさる」感じですね。韓国のサイトにあるNAVERの辞書で맞다を調べてみると・・・
옷이 몸에 맞다-服がからだに合う
의견이 맞다-意見が一致する
그 음식은 입에 맞다-その食べ物は口に合う
などとあります。この他にもなにかが「当たる」の意味では、
공이 머리에 맞다-ボ-ルが頭にあたる ※原義的には、ボールと頭が合わさった感じですか・・・。
韓国語と英語は兄弟言語であり、ウラル・アルタイ語系語族のなかでも、スラブ・ゲルマン人との親族関係が見受けられ・・・なんてことではないんでしょぅが、しかし맞다とmatchは音といい概念といい、非常によく似た言葉ですね・・・ちょっと、びっくり。