どの言語の語学学習でもそうですが、単語を覚える作業というのはすごく大変な作業ですよね。とはいっても覚えないことには読めませんし、難易度が上がれば上がるほど単語の数を増やさないいけません。日本で生活していれば日本語は勝手に目や耳に触れますから、自然と覚えてしまうものですが、外国語はそうはいきませんから・・・。単語を一語一語覚えるといっても大変ですので、そこはできるかぎり記憶に残りやすい方法を探してみたいところ。
韓国語には固有語(日本でいうところの大和言葉)に漢語がありますが、韓国人もハングルはもちろん漢語つまり漢字を勉強するわけです。どうやって勉強するのだろうかと疑問に思っていろいろと調べてみると、韓国人は固有語+漢語のリズムで漢字を覚えるらしいのです。
例えば、感감(カム)を減감(カム)の場合を見てみましょう。
感 느낄(ヌキル) 감(カム)
느끼다(ヌキダ)は固有語で「感じる」の意味。감(カム)は漢字で「感」のハングル表記。
減 덜(トル) 감(カム)
덜다(トルダ)は固有語で「減らす、差し引く」の意味。감(カム)は漢字で「減」のハングル表記。
個人的に韓国語の固有語がなかなか覚えられないんですよね。いちばん手っ取り早いのが語呂合わせのリズムで覚えるのがいいのかなあーと思っています、これは固有語の場合ですけど・・・。
느낄(ヌキル) 「感-カン」じる
덜(トル) へ(減)らす-取って減らす
これは結構自信作ですがいかがでしょうか・・・。日本語の取るの意味合いと音が、韓国語の固有語の덜다(トルダ)の音と意味がそっくりですね。
ちなみに「取」は韓国語の音読みで취(チュイ)、固有語は가지다 (カジダ)。これもついでに語呂合わせで覚えてしまいましょうか・・・。たとえばこんな感じ-「船の舵(かじ-가지)を取る」-취(チュイ)の音が入っていないのが少々心残りですが・・・。
韓国語の固有語はこんな感じで覚えていけば、塵も積もれば・・・ですよね。ついでに漢語(漢字)も覚えてしまえば、一石二鳥というところですか・・・。