スウェーデン(漢字表記-瑞典)語をあえて勉強しようと思ったのは介護・福祉の問題もそうですが、個人が人間性を保ち(大げさに言うとヒューマニズム)、必要最低限の生活を保証する、そういったことを国としてなんとかしようという心意気を感じたからですね。全体があっての個人より、個人あっての社会というポリシー。税金高いでしょ? でも幸せなんだーって・・・。そんな言葉を口にできるなんてどういうことなんでしょうか。安心して暮らせるということなんだろうなあ、きっと。でもあるはずなんです、不満足な部分も・・・。かといってそれを乗り越えるだけのものがスウェーデンにはあるんだろうなあと・・・。となりの芝生はよく見えるものですが、スウェーデン語を勉強しながら良い部分も泥臭い部分も見ていこうと・・・。それほどまでに成熟した国ならば、スウェーデンに暮らしてみたいなと思いますよね。観光や短期留学ではその国の本質が分かりませんから、スウェーデン人と同じものを食べて、同じ生活習慣を送ってみる。スウェーデンという国で外国人であるわたしが暮らしても、同じような接遇を受けることができるのなら、骨を埋めていいかなあとも思います。
なんて思い切ったことを言ってしまいましたが、スウェーデンで暮らすためのシミュレーションをしてみないといけませんよね。スウェーデン国籍もないのに仕事なんてあるわけがありませんから・・・。スウェーデン語を勉強せずとも、英語が多少でもできるなら生活にことかくことはないんですけどね・・・。でも、スウェーデンの精神文化をからだ全身で会得するなら、スウェーデン語を勉強しないといけません。言葉は文化ですからね・・・。
ところで、仕事ってスウェーデン語でなんて言うんだろうと・・・。lexin2.nada.kth.seのサイトで英語の「job」を瑞英の辞書で引いてみると、「arbete・jobb」と出てきますので多分これだろうと。どうやって発音するんだろうと、今度は瑞瑞の辞書で引いて発音を聞いてみると「アルベーテ(タにも聞こえます)」。どこかで聞き覚えがあるんじゃないでしょうか、そうです「アルバイト」。ドイツ語のArbeitといっしょ。それからjobbはというと「ヨーブ」。
jobbを瑞英辞書で引いてみると、まずはスウェーデン語で中性名詞jobbの語尾変化-「jobb jobbet jobb jobben」が出てきます。(ett)jobbは単数不定形単数、jobbetは単数定形、jobbは複数不定形、jobbenは複数定形になります。その次に英語の意味がありまして、「job、work」とあり、その下に複数のexemple例文があります。例えばこんな感じ-「söka jobb---look for work」。sökaを瑞瑞辞書で引くと、「söker sökte sökt sök! söka」と出てきます。sökaが動詞の原形、sökerは現在形、sökteは過去形、söktは完了分詞、sök!は命令形となります。sökaを瑞英辞書で引いて発音を聞いてみると「セーケル」。英語の意味は「look for」と「seek」。sökaはseekに近いんでしょうか・・・。
これでとりあえずスウェーデンの職安に行って一言-「Jag söker jobb nu(ヤー・セーケル・ヨーブ・ニュー)」。jagは英語のIで、nuは英語のnow。「労働ビザはありますか?」-「ありませんが・・・」で終わってしまいそうですが・・・。
スウェーデンのjobbにはどんなものがあるんだろう? 次回は「jobb」を検索してみて、スウェーデンのサイトに行って見ましょう・・・。