モンゴル語(Монгол хэл)ってどんな言葉だろう-文法子音編

 「モンゴル・最新ニュース」で検索をかけてみると、永久凍土、朝青龍、大相撲、馬頭琴などの話題が出てきますが、やはりモンゴル(漢字表記-蒙古)といえばあの草原、そしてその草原から見る夜空。その場に実際に立ったら、モンゴル帝国の歴史的記憶の断片が垣間見えるかもしれませんし、その光景を目の当たりにすれば感動することは間違いなし。日本からは飛行機で五時間ほどの距離。一度はこの目で見てみたいなあ・・・。モンゴル語もある程度読めるようになって、いつかモンゴル旅行がしてみたい。それにはまず、キリル文字を克服しなければなりませんよね。ついついアルファベット読みをしてしまいそうになります。ここを越えた先に喜びがある・・・それがあるから語学はやめられないのです。

 子音は20字あります。左にモンゴル語の母音(キリル文字)と括弧内に日本語の音、矢印をはさんで左側に母音が対応しているキーボードの文字を表記しておきました。

  • б(バ) → D ※英語のbを発音する感じ
  • г(ガ) → U
  • в(ヴァ・ワ) → > ※英語のvを発音する感じ
  • д(ダ) → +
  • ж(ジャ) → R
  • з(ザ) → P
  • к(カ) → `
  • л(ラ) → L
  • м(マ) → B
  • н(ナ) → Y
  • п(パ) → *
  • р(ラ) → J ※巻き舌
  • с(サ) → V
  • т(タ) → M
  • ф(ファ) → Q ※英語のfを発音する感じ
  • х(ハ) → H
  • ц(ツ) → W
  • ч(チ・チャ・チュ) → x
  • ш(シ・シャ・シュ) → I
  • щ(ッシ) →ц

 キリル文字(ロシア語-Кириллица/英語-Cyrillic letter) ってなんだろう・・・、src-h.slav.hokudai.ac.jpのサイトから少々引用させていただきます。

 ギリシャ正教会においては、新約、旧約ともギリシャ語の聖書が使われ、典礼はギリシャ語で行われるのが原則であった。しかし、スラブ人への布教に際しては、9世紀半ば過ぎにキュリロスとメトディオスによって、当時の南スラブの言語をふまえた上で、専用の文字によって表記される、ギリシャ語の構造を模した人工的文章語が考案され、典礼書や聖書の一部がこれに翻訳され、スラブ語典礼が導入された。こうして生まれた古代教会スラブ語は、この後しばらくスラブ人のあいだの共通文語として機能し、以後のスラブ文字文化が発展する上で共通の土台となった。

 キリスト教の布教というのがキーワードになるんでしょうか・・・。他国へ布教活動を行うために、聖書の言葉をその国の言語に置き換えようとするときに、彼ら宣教師は文字を発明するんですよね。日本語のひらがな・カタカナもどうなんでしょうか、もしかして宣教師の発明したもの? どこかの本で読んだ記憶がありますが、果たしてその深層は如何に? 日本にも16世紀より前にキリスト教はあったらしいのですね。羊太夫に秦氏。古代ミステリーの謎。「世界不思議発」!のテレビでとりあげてもいい話題じゃないかと勝手に思っておりますが・・・。