韓国語の資格-通訳案内士の過去問題を見て受験対策を練る

 韓国語の資格にはいろいろありますが、それが直接仕事に結びつくといえばかなり難しいんじゃないでしょうか。仕事イコール収入を見据えて資格をとることを考えれば、より専門性が必要になることは必須ですよね。

 そんなことを考えながら、ひとつの候補に上げてみたいのが、通訳案内士。平成18年度の受験者は1115人、合格者77人、合格率は6.9パーセントの狭き門。つまり非常に難しい試験なのです。難しいといっても合格する人がいるので、勉強すればなんとかなるとは思いますが・・・。でもいったいどんな勉強をしたらよいのか。

 国際観光振興機構
(www.jnto.go.jp)ののサイトでは過去問題が閲覧できますのでさっそく問題を見てみると、これこかなりの難問です。見た瞬間からだがフリーズしてしまいました。通訳案内士の資格でもとってみようか程度の意気込みでは、すぐに撃沈されてしまいます。それならどう対処したらよいのか、百聞は一見に如かず、ちょっと過去問題を見てみましょう。

 平成19年度の通訳案内士の韓国語問題。なんとか分かりそうなところから見てみようかと思います。問3に、「次の文章は、それぞれ、ある日本語の単語を韓国語で説明したものである。その日本語をひらがな、またはカタカナで書きなさい」というものがあります。この過去問題では回答も載っています。とりあえず問3の(4)の問題を見てみます。

 (4)밥 위에 생선이나 조개 같은 것을 얹고 손으로 가볍게 뭉쳐 만든 초밥.

 上のテキストをエキサイトの翻訳にかけてみます。

 (4)ご飯の上に魚や貝みたいなことを上げて手で軽く団結して作った寿司.

 いかがでしょうか。わたしの韓国語の実力というのも独学でたいしたものではありませんので、意味の分かる単語だけを見て推測してみますが、밥はご飯で、위에は上に、셍선はたしか魚でしたっけ、손으로は手で、가볍게は軽く、만든はつくった、초밥は초がわかりませんのでここはチョ(초)めしということで・・・。ごはんの上に魚、手で軽くつくる飯。なんとなく分かったかと思われますが、答えは「にぎりずし」。問3の問題では、日本の伝統的な食べ物や建物、現代用語や新語などもあります。

 問3の問題の対策用としていいかなあと思った本が、「絵ときシリーズ 見てわかる日本 生活・社会編(韓国語版)-눈으로 보는 일본 생활・사회편 JTB」というもの。値段は1000円と手軽ですので、手元に置いておいてもいいかもしれませんよ。

 今回の「にぎりずし」をこの本でちょっと調べてみようかと思います。「生活の基本(생활의 기본) 食文化(음식문화) 和食と家庭料理(일본음식과 가정요리)」のところに「すし」の韓国語での説明がありましたので、そこから少々引用させていただきたいと思います。

 수시(초밥)
 식초로 맛을 낸 밥을 손으로 잡아 사각형모양을 만든후 얇게 썰은 어개류를 올려서 만든다.

 上のテキストをエキサイトの翻訳にかけてみます。

 随時(寿司)
 酢で味をつけたご飯を手で握って四角形模様を作った後薄く切った魚介類をあげて作る.

 초밥を韓国のポータルサイトNAVERの国語事典(국어사전)で調べてみると・・・

 초밥(醋-)
 일본 음식의 하나. 초와 소금을 친 흰밥을 갸름하게 뭉친 뒤에 겨자와 생선 쪽 따위를 얹어 만든다.

 上のテキストをエキサイトの翻訳にかけてみます。

 日本食べ物の一つ. 超と塩をかけた白ご飯を長細く団結した後にからしと魚の方なんかを上げて作る.

 とはのことなんですね。초밥とは酢飯ということになりますが、いまいちお寿司のイメージが沸いてきませんが、韓国語では초밥。

 もうひとつ、NAVERの百科事典(백과사전)で引いてみます。

 생선초밥(生鮮醋飯)
 스시 / 식초로 간을 한 밥에 생선을 얇게 저민 것이나 달걀 ·채소 ·김 따위를 섞거나 얹거나 말거나 하는 요리.

 上のテキストをエキサイトの翻訳にかけてみます。

 寿司 / 酢で塩加減をしたご飯に魚を薄く切ったことやたまご ・野菜 ・金なんかを交ぜるとか上げるとかないとかする料理.

 は金じゃなくて、海苔のほうの김ですよ。

 寿司(초밥)を韓国語で説明するのにも色々な言い方があるんですよね。このいろいろをたくさん見ておくことが重要なんじゃないかと思います。いろいろな中にも共通して使われている単語が浮かびあがってきますものね。暗記暗記で攻めるよりも、今の段階はこうした積み重ねが必要なんじゃないかと思っていますが・・・。しかし、この通訳案内士の資格をとるのは大変だー!!