ロシア語(русский язык)はまずキリル文字(Кириллица)から・・・

 ロシアと聞いて思い浮かべるのは、ゴルバチョフ、ペレストロイカなんて言ってたのは昔の話。今はプーチン、天然ガス。ロシアで使われている言語は、もちろんロシア語。ロシア語といえば、なぜか文学(?)と思ってしまうんです。これもなぜか読ねばならないと勝手に思っていた小説、ドフトエフスキィーの「罪と罰」、それから「カラマーゾフの兄弟」。文庫本でも読むのに非常に体力のいる小説。その他にもトルストイ、ゴーゴリ、ツルゲーネフ。個人的にはチェーホフの「ゴリオ爺さん」が好きでしたが・・・。翻訳物でしかロシア文学を読んだことがありませんので、直接ロシア語に触れたことがないんですよね。ロシア語をやるぞーと思ってロシア語の教材をペラペラとめくってみるものの、格変化で撃沈されてしまうんですよね。でも、いつかはロシア語、いわゆるキリル文字を読めたらいいなあとは思っていました。キリル文字をおさえればスラブ系の言語はすらすら読めるようになりますものね。ロシア語を始める前に、とりあえずキリル文字になれておかないと話しになりませんので、今回はロシア語のアルファベット(Алфавйт)、キリル文字(Кириллица)に慣れましょう。アルファベット(Алфавйт)の→の右側のアルファベットは、ロシア語に対応しているキーボードの文字を表記しておきました。

  • Аа(アー) → F
  • Бб(ベー) → < ※英語のBの音
  • Вв(ヴェー) → D ※英語のVの音
  • Гг(ゲー) → U
  • Дд(デー) → L
  • Ее(イェー) → T
  • Ёё(ヨー) → 半角/全角
  • Жж(ジェー) → +
  • Зз(ゼー) → P
  • Ии(イー) → B
  • Йй(イー・クラートカエ「短いイー」) → Q
  • Кк(カー) → R
  • Лл(エル) → K※英語のLの音
  • Мм(エム) → V
  • Нн(エヌ) → Y
  • Оо(オー) → J
  • Пп(ペー) → G
  • Рр(エル) → H ※震わせた音・巻き舌音
  • Сс(エス) → C
  • Тт(テー) → N
  • Уу(ウー) → E
  • Фф(エフ) → A
  • Хх(ハー) → `
  • Цц(ツェー) → W
  • Чч(チェー) → X
  • Шш(シァー) → I
  • Щщ(シシャー) → O ※シを長めに発音
  • Ъъ(トヴョールドゥイ・ズナーク) → { ※硬音記号(分離記号) 子音と母音を続けて発音しないという目印
  • Ы ы (ウィー) → S
  • Ьь(ミャーフキイ・ズナーク) → M ※軟音記号 ьの前にくる子音にイの音を持たせる
  • Ээ(エー) → *
  • Юю(ユー) → >
  • Яя(ヤー) → Z

 いつか、ウラジオストック(Владивосток・ヴラヂヴァストーク)からシベリア鉄道に乗ってモスクワ(Москва・マスクヴァー)に行ってみたいですね。列車の中だけで七日間の旅。それまでにはキリル文字を克服しておきたいと思う、今日この頃。ロシア語が喋れなくても、文字が読めれば何とかなるものですからね。とりあえず今日のところは、ロシア語でyes・noぐらいは覚えておきますか・・・。

  • Да(ダー)-yes
  • Нет(ニェート)-no
 
 とりあえず今日のところはアルファベットをおさえました。次回はいきなり格変化にいくか、会話から徐々に攻めていくか、NHKのラジオ講座にするのか。図書館でロシア語の教材を眺めてから、これからの方向性を決めようかなあーと思います。まずはキリル文字、キリル文字・・・。