無料独学中国語講座・・・ピンイン・翻訳実戦編

  2008年6月17日(火)PM3時半頃の長野県中部(塩尻市)の東の空模様。


 中国語の学習はわたしたち日本人にとって、例えばフランス人が英語を勉強するぐらい簡単なことかもしれませんよ。

 フランス語と英語は同じインド・ヨーロッパ語族に含まれるなんて難しいことを考えるよりか、フランスにはもともと文字というものがなくて、ラテン語のアルファベットを借用したわけですよね。

 英語にしてもラテン語起源の語彙が非常に多いわけで、フランス語と英語では発音の仕方が違うにしろ、単語を見ればだいたい意味がわかるわけ。

 これって中国語と日本語の関係にもいえることで、日本には文字がなくて漢字を借用したわけですよね。その後、ひらながやカタカナが生まれるとしても。

 中国語の漢字を見ればだいたい意味が分かってしまうんですが、でも困ったことにどう読んだらいいのかがわからない。

 こんなとき大いに役立つのが、ピンイン(拼音)。これさえあれば、鬼に金棒(!)かな・・・。

 四川大地震は記憶に新しいところですが、日本では今回の岩手・宮城内陸地震。

 日本での今回の地震の前に、自分が住んでいます長野県でも地震があったんですが、まさか岩手県と宮城県で起こるとは・・・。こちらでは発生から4日ほど経っていますが、上空は相変わらずそれらしき雲が出ていますね。

 6月15日付のブログ「地震(earthquake cloud)は地震の前兆?」で、長野県での地震が起こった翌日(岩手・宮城内陸地震があったのはその日の午前中)の夕方撮影した写真を掲載しましたので見ていただければと思いますが、帯状のものやウロコ状のものなど、いわゆる地震雲というのがたくさんでていたんですよね。長野県で起こった当日の朝から日中夕方にかけてのほうが、かなり雲があれていました。

 四川省の地震のときはどうだったんでしょうか? 地震雲は出ていたんでしょうか?

 中国語で地震雲は「地震云(dìzhènyún)」。

 Baidu百度(www.baidu.com)で検索をかけて、トップページの一番上にある「地震云—百度图片( dìzhènyún-bǎidùtúpiàn)」をクリック!

 中国でも地震雲というのは出ているわけか・・・。そのまま下へスクロールしてもらうと、「四川地震云( sìchuāndìzhènyún)」という文字がありますので、その文字をクリック!

 下のほうに5枚ほど地震雲の写真があるんですけど、大地震になるときはこれくらい雲の形が大規模なんですね。素人目にも見ただけでなんとなく異変を感じずにはいられませんよね。

 Baidu百度の地震云の項目(baike.baidu.com/view/292326.htm)を見てもらうと、中国語で地震雲のことが色々と書かれていますが、頭の部分をちょっとピンインつけて読んでみましょう。ピンイン変換は「中国語よめ~る君(youwht.web.fc2.com-無料でダウンロードできますよ)」を使用いたしました。
 原文
 "地震云"是指地震即将发生时,震区上空出现的不同颜色的,如白色、灰色、橙色、橘红色等带状云。
 ピンイン
 "dìzhènyún"shìzhǐdìzhènjíjiāngfāshēngshí,zhènqūshàngkōngchūxiàndebùtóngyánsède,rúbáisè、huīsè、chéngsè、júhóngsèděngdàizhuàngyún。

 原文
 其分布方向同震中垂直,一般出现于早晨和傍晚。地震云的高度和长度:据目测估计,地震云的高到可达6000米以上,相当于气象云中高云类的高度。
 ピンイン
 qífēnbùfāngxiàngtóngzhènzhōngchuízhí,yìbānchūxiànyúzǎochénhébàngwǎn。dìzhènyúndegāodùhéchángdù:jùmùcègūjì,dìzhènyúndegāodàokědá6000mǐyǐshàng,xiāngdāngyúqìxiàngyúnzhōnggāoyúnlèidegāodù。

 意味はなんとなく分かりますが、なんとなくが面倒なので、ここはササッと機械翻訳しちゃいましょう・・・もちろん無料で!

 今回はExciteの中国語翻訳(www.excite.co.jp/world/chinese/)を使用しますが、このほかにも日本のプロバイダーでは中日翻訳ができるんですけど、個人的には「高電社(KODENSHA)」の翻訳エンジンがいいかなあ・・・と思っています。

 訳文
 "地震の雲"が地震の間もなく発生な時、区の上空の出現の不一致の色のに震動して、、例えば白色の灰色、ダイダイ色、赤みがかったミカン色などは形の雲を持ちます。

 その分布の方向はと震央は垂直で、普通は朝と夕方で現れます。地震の雲の高度と長さ:見積もりを目測しますによると、地震の雲の高いのは着いて6000メートル以上に達することができて、気象の雲の中で巻雲種類の高度に相当します。

 おまけに英語にも訳してみましょう。中国語と英語の文型は「SV・・・」となりますので、中国語の文法を紐解くときなんかに便利。「SYSTRAN(www.systran.co.uk)」というこれまた無料のオンライン機械翻訳を使います。

 訳文
 “the earthquake cloud " is refers to when the earthquake soon occurs, the seismic region sky appears different color, like white, gray, orange, red-orange and so on belt-shaped cloud.

 Its distribution direction with epicenter vertical, generally appears in the morning and the evening. Earthquake cloud highly with length: According to the range estimate estimate, earthquake cloud's Gao Daoke amounts to above 6000 meters, is equal in the meteorological in the clouds high cloud variety altitude.

 だいたい意味がつかめたところで、ここの単語やら文法に当たるかと思いますが、たとえば「是指」。

 なんとなく意味が分かるんですけど、すっきりさっくり意味を定義したいですよね。こんなときに便利なのが・・・

 Dict.cn(dict.cn)というオンラインの無料辞書。「是指」をそのまま検索ボックスにクリックしてみる。

 すると「对不起,这个单词没找到!」、一致する単語がありませんよと出てくるんですけど、その下に用例が載っているんですよね。用例の中から似たものを探してみる。

 「"地震云"是指地震即将发生时,震区上空出现的不同颜色的」に似たものはこれかな・・・

 那句话是指另一人说的・・・1. That remark refers to someone else.

 「・・・不同颜色的」の「的」の右側におそらく「」が省略されているんだろうなあ・・・たぶん。

 「的(de)」の訳し方は、日本語の「の」の感覚でいけてしまうんですよね、なぜか。

 たとえば、「わたしの友達」は英語で「a friend of mine」とひっくり返りますが、中国語は日本語のような語順で「我的朋友( wǒdepéngyǒu)」なんですよね。

 「・・・即将发生时」の「时(shí)」もそうなのです。英語の「when」と頭からいかない。日本語の語順通り、「・・・したとき、・・・」でオッケー!

 英語の語順ぽかったり、日本語の語順ぽかったり、時々混乱してしまうんですよね(^^;)