韓国語の単語の覚え方-固有語は語呂合わせで覚える

 韓国語の単語を覚えるのは少々難しいです。一字一句覚えて言ったとしても忘れてしまいますよね。ではどうやって記憶として覚えるか。韓国語の漢字語は漢字を当てはめていくとそれなりに理解をするのは特に大変ではありませんが、固有語(日本でいうところの大和言葉)はなかなか覚えるのが大変。記憶として残るのは、ある特徴があるから印象として残っているわけですよね、これは人もいっしょ。いちばん簡単なのは語呂合わせで覚えてしまうもの。これが結構いけてしまうのです。今日の単語は울다(ウルダ)、韓国語で泣くという意味です。

 目がうるうるしちゃう、とはよく聞く常套句。うるうるという聞いた語感は目に涙がいっぱいといった感じですよね。うるうるとはいわゆるオノマトペと言われる言葉。オノマトペとは擬声(音)語・擬態語とも言います。日本語にはこのオノマトペがたくさんありますよね。たとえば-シャキシャキ、ベトベト、ポロポロ、バシバシ、ガンガン、ドロドロ、ドシドシ、ペロペロなどなど・・・。韓国語の固有語を覚えようとする時、なぜかこのオノマトペが非常に有効なんですね。今回の울다(ウルダ)もそのひとつ。ウルダのウルの音感を利用して、日本語でも目に涙をいっぱいに溜めた状態は、「ウルウル」なんて言いますよね。という訳で、この韓国語の固有語울다(ウルダ)を覚えるのに手っ取り早い方法は、語呂合わせで-泣いた後は目がうるうる(울다)だ-なんてどうでしょうか。울다を韓国のサイトにあるNaverの韓韓辞典を引いてみると-소리를 내면서 눈물을 흘리다(声を出して涙を流す)と出ていました。日本語で涙は韓国語で눈물(目・水)。直訳すれば、目の水。この単語はすぐに覚えられそうです。

 日本語にはたくさんのオノマトペがありますが、最初思ったのは韓国と日本は歴史的に深い関係がありますので、韓国の言葉が日本に定着するのに語呂合わせて的に昔の人の知恵で語彙を覚えるためにオノマトペがあるのかと勝手に想像を膨らませていましたが、これも勝手な想像ですが、漢字を2つ並べたもの、つまり漢字の音を2つ並べたものなんじゃないかと・・・。学者ではないので確かなことは言えませんが、雨がシトシトとは-雨が湿湿なんて漢字をあてると、イメージがよく沸いてくるんですよね。とは言っても今回の울다はそれとはちょっと違う感じもしないでもないですね。ウルウルに勝手に感じを当ててみると潤・潤。うるおうって大和言葉っぽいですよね。遠い昔、韓国と日本は感情面でアイデンティティーを共有していたのか? 韓国語と日本語は似ているようで似ていないんですよね・・・。

 今日の一句-泣いた後は目がうるうる(울다)だ