中国語を最初見たときは、どれが名詞?動詞?形容詞?副詞?と何がなんだか分からず途方に暮れる日々。漢字はなんとなく分かったようでいて、実は分かってない。う~ん、もどかしいー。この状態を打破するにはやっぱりあれしかない-とくにかく読む。
韓国語が理解できるようになったのはこの方法だったなあ~と。読むにしても自分の好きなジャンルを選ぶ。語学学習にとってなんて難敵なのが-飽きる-こと。ここさえクリアーできれば語学はものにできる。
そう、そして今回選んだのが「三国志演義(sānguózhìyǎnyì-中国ですと、三国演义)」。横山光輝の漫画「三国志(sānguózhì)」を読んでから、すっかり三国志のファンになってしまい、中国語をとにかく読むにはなにがいいかなあと考え、そうだ「三国志」にしようと即決。
この選択は間違いなかったようで、読んでいるうちに単語単語のくぎりが分かってくるようになり、これはなんとか中国語がものになりそうだぞと、モチベーションの非常に高いことに満足している、ここ最近。「三国志演義」は長い物語ですので、いつ終わるんだろうかとも思いながらも、読み終わるころには中国語はかなり上達していることでしょうと、期待に胸を膨らせて・・・・。
それでは桃園の誓い(桃园结义-táoyuán jiéyì)の続きから・・・。
张梁、张宝打不过这支队伍,领兵败走。
zhāngliáng、zhāngbǎo dǎ búguò zhè zhī duìwǔ,lǐng bīng bàizǒu
張梁、張宝は赤旗の隊列めがけて打って出るが、兵を引き上げ敗走。
刘备见黄巾军退走,便引军返回广宗。
liúbèi jiàn huángjīnjūn tuìzǒu,biàn yǐn jūn ǎnhuí guǎngzōng
劉備は黄巾軍が引き揚げたの確認すると、自軍を率いて広宗に戻った。
半途中,忽见一支军马押着囚车而来。
bàn túzhōng,hū jiàn yī zhī jūnmǎ yā zhe qiúchē érlái
その途中、突然一頭の軍馬が囚人馬車を引いてこちらにやって来るのに遭遇した。
上前一看,车中犯人竟是卢植,慌忙下马询问原因,才明白左丰因卢植未奉送金银,便在皇帝面前使坏。
shàng qián yī kān,chē zhōng fànrén jìng shì lúzhí,huāngmáng xià mǎ xúnwèn yuányīn,cái míngbái zuǒ fēng yīn lúzhí wèi fèngsòng jīnyín,biàn zài huángdì miànqián shǐhuài
前に出て見ると、車中にいる囚人は意外にも盧植であった。あわてて馬を降りてその原因を尋ねると、盧植が賄賂を贈らなかったため、左豊卿が皇帝に悪知恵をつけたということがわかった。
うえのテキストをもう少し膨らませて、盧植が囚人となってしまった経緯を中国語で見てみましょう。
北中郎将卢植率军连续战败张角,斩杀和俘虏黄巾军一万余人,张角等退保广宗县城。卢值率军将广宗城包围,修筑长墙,挖掘壕沟,制造攻城用的云梯,马上就要攻下广宗城。恰在此时,灵帝派小黄门左丰到卢植军中视察。有人劝卢植贿赂左丰,卢植不肯。左丰回到洛阳,对灵帝说:“据守广宗的贼寇很容易攻破,然而卢植只是让军队躲在营垒里休息,等待上天诛杀张角。”灵帝大怒,派人用囚车将卢植押解回洛阳,判处比死罪轻一等的处分。派东中郎将、陇西人董卓代替卢植任职。
(tieba.baidu.comより)
三国志の時代から2000年経った今も「賄賂」というのはなくなりませんし、それで捕まる人もなくなりませんね。2000年経っても人間の本性というのは変わらないということでして・・・。権力や権限を握れるということは、旨味があるんだなあと思う今日このごろ。
参考にした辞書やサイトはこちらになります。すべて中国のサイトになります。
横山光輝・三国志事典(潮出版社)
www.baidu.com
dict.cn
www.zdic.net
中日辞典(小学館)