韓国人は日本語をどうやって勉強するんだろう-わたしたち日本人韓国語を勉強するためのヒント!

 韓国語、ハングル語。日本人にとってはもちろん外国語。でもでも、ハングル文字という記号の奥のほうには、科学的に日本語と共通する部分が見え隠れするんですよね。韓国語=朝鮮語の教材を手にしたことがある人なら、「韓国語は習いやすい」というのは必ず常套句として出てきます。「やすい」・「やさしい」というと語学習得者には「やさしい」言葉ですが、つまり「構造が同じ」、つまりつまり「文法が同じ」ということですよね。英語などを習得することに較べればって意味だと思います。歴史を紐解いてみれば、それは自明の事実。韓国語は簡単・簡単と日本だけで言われているかと思いきや、反転して韓国でも日本語は簡単なんですよ~と言っているサイトを見て、どちらの国でもそう思っていたのかとなんだか不思議な感覚におそわれましたけど、顔を見ればお互い納得・・・。

 日本でも韓国語の教材は数多ありますが、韓国でも語学習得にはいろいろな語学関連会社があるんですよね。その中でも今回、(yber.jungchul.com)というサイトを覗いてみると、どうすれば日本語をストレスなく習得(?)できるのか(日本でも同じですけど・・・)というものを見てみましたが、韓国人にとっては日本語はやさしい、イコール日本人にとっては韓国語はやさしい。ということは、わたしたちにも韓国語の勉強に役立つかもしれない。そう思って、ちょっとサイトを見てみようかなあ~と思います。抜粋になりますが、興味がある方はサイトを訪問してみてください。

 韓国のサイト(yber.jungchul.com)から少々引用させていただきます。

 03 일본어! 정말 쉬울까 라는 생가이 드신다구요?

 日本語! 本当にやさしい言語なの・・・と思うんですが? 最初にハングル文字を見た時そう思いました・・・。

 해결! 정말 우리말처럼 쉬워요!

 解決! 本当に韓国語と同じでやさしいですよ! 教材の最初にページによく書いてありますね・・・

우리말과 어순이 유사한 일본어・・・

 韓国語と語順が類似した日本語・・・

 語順が類似したとは、言語学的に同じ膠着語の部類に入るということだと思いますが、「膠着語」とは? Wikipediaでちょっと調べてみます。

 膠着語(こうちゃくご)は、言語の形態論上の分類のひとつ。膠着語に分類される言語は、ある単語に接頭辞や接尾辞のような形態素を付着させることで、その単語の文の中での文法関係を示す特徴を持つ。ヴィルヘルム・フォン・フンボルトによって1836年に提唱された。

膠着語に分類される言語は、トルコ語、ウイグル語、ウズベク語、カザフ語等のテュルク諸語、日本語、朝鮮語、満州語、モンゴル語、フィンランド語、ハンガリー語、タミル語などで、スワヒリ語やドイツ語、エスペラント、ビルマ語なども部分的に膠着語的性質を持つとされる。

 韓国語にも日本語のように「てにをは」があるんですよね。「가/이」「는/은」「를/을」「」「」などなど。これらの助詞を名詞にくっつけていくと文章が作れちゃうんですよね。

 문법을 따로 배운 것도 아닌데 나도 모르게 일본어의 기본 뼈대가 잡히게 되고 실생활에서 바로 쓸 수 있는 살아 있는 예문을 통해・・・

文法をわざわざ習わなくても知らないうちに日本語の基本構造がつかめるよう、実生活ですぐ使える生きた例文を通じて・・・

 たしかに「살아 있는 예문(生きた例文)」が一番です。実際に読む・書く・話す・聞くにしても、その言語独自のリズムというのがありますものね。新聞を読んだり、テレビを見たり、ラジオを聴いたり・・・。語学に王道なし!!ということなんでしょう・・・。

 で、実際どんな感じで日本語の学習をするのでしょうか。

 あ행 글자 학습(あ行の字を学習) ※わたしたちでしたら、「아」になりますね。
 あ、い、う、え、お

 あ행으로 만들어 보는 다어(あ行で作ってみた単語) ※例えば、ここでは(아이-こども)を挙げておきます。
 ぼうし
 いす

 あ행 단어를 활용한 문장(あ行 単語を活用した文章)
 あれは かれの ぼうしです。
 いすの したに とけいが あります。

 「かれは姉さんのこどもです」と活用してみましたが、これを無料の翻訳ソフト(Exite)でササッと訳文を作ってみましょう。

 「그는 언니의 아이입니다」といった感じで翻訳されましたよ。

 生きた例文探しには、Googleの検索ボックスにで探すという手もありますよね。「"아이"」と入力してクリック!!

 우리 아이, 현명하게 꾸짖고 칭찬하는 ...(うちのアイ, 賢明に叱って誉める ...)

 사랑스런 아이가 가장 편안하고 익숙한 ... (愛らしい子供が一番楽で慣れる ...)

 만일 내가 다시 아이를 키운다면(もし私がまた子供を育てたら)

 아이들에게는 무척이나 사랑스럽고(子供達にはとても可愛らしくて)

 어렵게 사는 아이들이 참 많습니다.(難しく暮す子供達が本当に多いです.)

 原文はExciteの翻訳にかけたものをそのまま載せてあります。子供にかかる単語は日本でもよく使いますよね。「아이」には「사랑」がよく似合う。国は違えど、人間の心というのは共通のような気もします。ちなみに、「아이」という単語はすぐに覚えてしまったんですよね。「아이-アイ-愛(사랑)」なんて感じです。