韓国語上級をめざしてちょっと難しいテキストを読んでみる

 韓国語を勉強していてふと思うのは、本当に韓国語が理解できているんだろうかと・・・。本人はそう思っていても、他人にそれをどう証明したらいいのか。証明するにはそれなりの客観的な証拠というのが必要になります。つまり、社会的に認知された資格というものを持っていればいいというわけですね。いくら韓国語がわかる、できるといってもなかなか社会は認めてくれない。認めてもらうには、あるフィルターを通すことが必要になるんですよね。簡単に言ってしまえば、なになに何級というもの。

 このなになに何級というのが結構重要というのか、あるとないとでインパクトが全然違うんですよね。持っているだけで、話がスムーズに運んで、即採用ということのほうが多い。なんだろうなあ~と思いますけど、これが現実なのかと・・・。

 韓国語もメジャーな言語になりつつありますので、韓国語でいっちょ仕事と考えるだけの余地が少なくなってきそうですね。英語的にはTOEIC900点なんて感じで、どんどんハードルが高くなってきそうです。それから、韓国語の仕事を探すとなると、わたしは大学で韓国語を専攻し・・・ソウル大学、延世大学、高麗大学で・・・なんて感じですので、ますます門戸は狭くなりそうな気配。

 でも、望みがあるとすれば韓国語の検定試験の上級を取得することプラス専門知識。専門知識というと腰が引けてしまいますが、つまり自分のオタクな部分。トレビアな部分。Generalなところを攻めるのではなくて、Specialなところを攻める。

 韓国語上級・・・。日本の朝日新聞を読んで理解できれば、日本語の上級。その論理や考え方は全く理解不可能な範囲ではありませんよね。つまり、国は違うんだけど日々の生活のリズムはさして変わらない。同じ問題を抱えているんですよね。大量生産・大量消費。

 과학동아/동아사이언스(www.dongascience.com)のサイトにありました、「2008년 03월호 - 리사이클링 사이언스」の「지구온난화 늦춰줄 한 줌의 ‘소각재’」のテキストを少々引用させていただきます。長いテキストは立ち止まらずに、そのまま流していったほうがいいのかもしれませんね。1つの単語から、その文全体の空気というものが読めてくるんですよね。ですので、キーワードとなる単語だけを挙げて全文を訳出はいたしません。試験の問題を解くときの感じで読んでみましょう。

 호랑이는 죽으면 가죽을 남기지만 쓰레기는 태우면 재를 남긴다. 생활수준이 향상되면서 쓰레기 배출량이 지속적으로 증가해 2005년에는 매일 평균 4만 8398톤의 쓰레기가 쏟아져 나왔다. 하루 동안 국민 1인당 0.99kg의 쓰레기를 배출한 셈이다. 생활쓰레기의 절반 정도는 재활용되고 나머지는 소각되거나 매립된다. 최근에는 매립지가 부족해지면서 소각하는 비중이 높아지고 있다. 쓰레기를 태우면 부피가 처음의 10분의 1로 줄어든다.

 재(災)
 쓰레기(ごみ)
 생활수준(生活水準)
 향상(向上)
 배출량(排出量)
 증가(増加)
 톤(トン)
 1인당(1人当り)
 소각(消却)
 매립(埋立)
 ・・・・・・

 おそらく試験でも、うえに挙げた単語を基に問題を解いていくと思うんですけど、日本も韓国も目指す生活水準は同じだった感じのような気がするんですよね。ですから、個々の単語を押さえれば問題はすんなり解けると思うんです。あとはいかに単語を覚えるか想起できるようになるか。ひとつのが分からなくても、テキスト全体を読むことで論点を押さえて、想像力を発揮する。その力がなかなか出てこなかったら、次の問題に行ってみる。

 でも、単語を知っていることに超したことはありませんけどね・・・。