無料独学フランス語講座・・・デカルトの「方法序説」をリーディング&リスニング

 語学の勉強は専門的になればなるほど、テキストのリーディングが増えてきますよね。ある程度の文法学習が終わり、何かが足りない、そう語彙が足りないと気づく。語彙を増やすには、読むしかない。

 フランス語を読む。さて何を読もう・・・。少々難しいほうが良いかもしれない。難しくてもためになる。フランスといえば、哲学。お勧めのフランス哲学者、ルネ・デカルト方法序説(René Descartes-Discours de la méthode)。そうです、あの名文句で有名なお方。「われ思う、故にわれあり-Je pense, donc je suis」。昔ちょっと読んだことがありますが、分かったようで分からないような。でも、何か熱意のようなものが伝わってくるんですよね。既成の事実とみんながみんなそう思っているんだけど、わたしはそう思わない。そう思わない理由はこうでこうでこうだ。一回読んだだけなのでそうじゃないかもしれませんが、でも・・・「わたしはそう思った」。(ちょっと偉そうですみません^^)

 この本を読んでそうかと思ったのは、物事を論理的に説く方法と科学というものが理解できたこと。この本は哲学書として読むのもいいですし、文学書として読んでもいいかもしれません。個人的には自伝書として読みました。

 それでは、無料でデカルトの方法序説を読んでみましょう。テキストはこちら・・・

 ABU : La Bibliothèque Universelle(bu.cnam.fr)

 「Les textes」の「Pour accéder aux textes, consultez le catalogue des auteurs ou celui des textes.」の「auteurs」か「textes」をクリックしてみてください。

 「auteurs」をクリックしたら、デカルトはDの項目。
 「textes」をクリックしたら、「Discours de la méthode」。

 DISCOURS DE LA METHODE
 POUR BIEN CONDUIRE SA RAISON,
 ET CHERCHER LA VERITE DANS LES SCIENCES ・・・こんな感じのタイトルが出てきます。

 このテキストをただ読むだけでなく、せっかくなのでリスニングもしてみましょう。サイトはこちら・・・

Litterarure audio.com(www.litteratureaudio.com/index.php/2007/07/30/rene-descartes-discours-de-la-methode/#more-91)

 「Écouter un extrait : Première partie.」というところに、再生ボタンがあります。

 「PREMIERE PARTIE

 Le bon sens est la chose du monde la mieux partagée; car chacun pense en être・・・」とフランス語が流れてきますよ。

 う~ん、読むのも難しいけど、聴くのも難しい。これはまさしく上級ですね。コリコリッとしていて歯ごたえがありますよ・・・。