無料独学フランス語講座・・・接続法(Subjonctif)とはいったいなんだろう

 フランス語の文法を勉強していていちばん困るのは、接続法(Subjonctif)の動詞の格変化もさることながら、その使い方がいまいちよく分からない。この動詞が来たらQue以下は接続法になりますよと機械的に覚えるにはちょっと不可能に近いので、理屈で覚えたほうが良いんじゃないのかなあと・・・。

 ここは無料でフランス語の文法が勉強できる海外のサイトを探して見ましょう。「french grammer subjonctif」と検索ボックスに入れてクリックすると、たくさん出てきましたよ。接続法を理屈っぽく教えてくれるサイトがいいんですけど・・・。

 とりあえず、接続法の動詞の活用変化を見ておきましょう。(動詞aimer-直説法現在形と接続法現在形)

 直説法(Indicatif)
  • j'aime
  • tu aimes       
  • il aime
  • nous aimons
  • vous aimez
  • ils aiment
 接続法(Subjonctif)
  • que j'aime
  • que tu aimes
  • qu'il aime
  • que nous aimions
  • que vous aimiez
  • qu'ils aiment

 動詞の格変化で違うのはnousとvousということで、あとは同じですね。

 こちらのサイト(en.wikibooks.org/wiki/French/Grammar/Moods/Subjunctive)を見ると、「Use」というところを見ると、「Wills, wishes, or advice・Emotions regarding something・Doubts, opinions, or probabilities・Commands or wishes in the third person」といった感じであります。例文もありますので、そちらを見ていただければと思います。

 もっと理屈っぽく、抽象的な概念のようなものはないでしょうか。

 こちらのサイト(polarfle.ovh.org/test/avsubjinindica.htm)を見ると・・・

 「penser que」でもこの場合でも、「affirmation」は「indicatif」、「negation」は「subjonctif」それから「interrogation」は「subjonctif」とそれぞれ説明されています。なんとなく抽象的に見えてきたような気がしますね。

 今度はこちらのサイト(www.languageguide.org/francais/grammar/subj/)を見てみると・・・

 The indicative describes concrete reality- that which is happening, happened, or will happen. The subjunctive expresses a reality that isn't concrete- what someone wants to happen or what might happen・・・

 indicative(indicatif)は「concrete reality」で、subjunctive(subjonctif)は「a reality that isn't concrete」ということらしいですね。う~ん、なんとなく分かってきたような気も・・・。

 こちらのサイト(en.allexperts.com/q/French-Language-1800/French-Grammar.htm)で、接続法がどういう状況で使うかを見てみましょう。

 (Est-ce que l'emploi du subjonctif ici est vrai?) Ce n'est pas l'homme que je veuille me marier. (Encore le subjonctif?)・・・こういう接続法の使い方は正しいのかの質問で、以下がAnswerとなります。

 「l'homme」は「definitive article」なので、この場合は接続法を使わないようです。つまり、ここでは直説法を使うということで、以下のようにするのが正しいとのこと。

 Ce n'est pas l'homme avec qui je veux me marier.

 ただし、 動詞「vouloir」 + 「que」で上の例文を表現すると(je ne veux pas que cet homme soit mon mari)、接続法を使うことになるということです。「Emotions regarding something」の場合ですね。感情というのは「concrete reality」ではないと言われれば、確かにその通り。でも「reality」とは、フランスの辞書でどう定義されているんでしょうか。「Le Robert」で引いてみます。「reality」はフランス語ですと「réalité」。

 Caractère de ce qui est réel, de ce qui existe effectivement(et n'est pas seulement une invention ou une apparence).

 ちなみに、形容詞の「réel」を引いてみると・・・

 Qui existe en fait.

 実際に存在しているものということですね。視覚的にも客観的にもということなんでしょう。

 接続法(Subjonctif)とは簡単に言えば、definitive・concrete・realではない!!ことを表現する方法・・・。

 理屈はとりあえず押さえましたので、後は例文を見て確かめてみましょう。こちらのサイト・・・

(www.orbilat.com/Languages/French/Grammar/Syntax/Moods/French-Syntax-Moods-Subjunctive.html)

 ひたすら例文が載っていましたので、訪問してみてはいかがでしょうか。

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ケータイ「万能」フランス語文法

仏文和訳の方法―条件法・接続法マスター