オリジナル英語教材開発日誌(8)~無料インターネットお茶の間留学

 英会話と一般的に言われているのは、もしかしたら初級レベルのことかもしれません。初級レベルとは日常会話ができるレベル、つまり生活に支障のない程度。日常会話といってもなんだか漠然としていてよくわからない。英語圏で生活しているのではないので、いったいどういったフレーズをよく使うのやら・・・。でも、よく使う表現というものはあるはずですし、基本的な語彙やきまりきったパターンもあるはずなんですよね。

 とりあえず、インターネットで調べてみることに。基本会話のテキストがあって、リスニングもできるものがある最高なんですけど。Googleの検索ボックスに「english conversation listening」と入力してクリックすると、こんなサイトが上位にきました。

 om audio-Free Online Conversations
 (www.ompersonal.com.ar/omaudio/contenidotematico.htm)

 「ELEMENTARY(初級)」、「INTERMEDIATE(中級)」、「ADVANCED(上級)」とコースは揃っていますね。これで、インターネットお茶の間留学ができますよ。

 特に文法のことなど考えずに、脳のインデックスにしまっておくぐらいの軽い気持ちで・・・。

 英語やるなら、中級超えて上級めざさないと。このレベルにくると、自分で考えるという作業が必要になると思います。現在、オリジナル英語教材を開発しようと思っていますが、この「考える」という作業がとても重要じゃないかと思うようになりました。「考える」には、語彙が必要になってくる。覚えなくてはいけないの? いえ覚えません。暗記? いえ暗記しません・・・という謳い文句はオリジナル教材に代名詞にしたいと思っています。そのために今自分が思うところを試していますが、結果がどうでるか。これを世の中に配布するには、とうぜん英検1級、Toeic900点が取得できなければ、みなさんからの支持は当然得られない。

 本日行った「リーディング」と「リスニング」。

 AN ASCENT OF KILAUEA・・・LADY BRASSEY

 THE FETISH・・・GEORGE ELIOT

 SALMON FISHING IN IRELAND・・・JAMES FROUDE

 ACROSS RUNNING WATER・・・FIONA MACLEOD

 THE PINE-TREE SHILLINGS・・・NATHANIEL HAWTHORNE

 リーディングのテキストは「Project Gutenberg(www.gutenberg.org/catalog/)」の「Short Stories and Selections for Use in the Secondary Schools (English)」、リスニングは「NaturalSoft(www.naturalreaders.com)」の「NaturalReader 6.5 Free Version」を使用しました。

 これまで全部で14作品読んだことになりますが、何かが見えてきたようで、手に掴み取ることがなかなかできない感じ。でも、何かがあるのは意識のなかでは感じるんですよね。テキストを左から右へ追っていくだけなんですけど、この物語はなんだか悲しいなあと感じることは感じられます。感じたことを考える段になって気づくのが、語彙がない、でも無意識のうちに英語で考えようとしている自分に、ふと気づく・・・。