オリジナル英語教材開発日誌(9)~英検準1級の問題を見ながら試験対策

 英語の学習をするなら、なにか目標があったほうがいい。英語の資格取得をめざしてみるのもひとつ。個人的にはトータルで英語できますといってみたい。少々難しい英語も読めて書けて理解できて、英会話も自分の言いたいことがスムースに口をついて出てくる状態。そういったことを社会的にも客観的にも認知度のある英語の資格がぜひとってみたいですね。英検2級は取得済みということもあるので、なんとなく昔から次の段階の英検準1級というものが資格として欲しいですし、最終的には英検1級が取りたいところ。

 まずは英検準1級からいってみよう。まずはどういった問題が出されるのか、どういった英単語が使われているのかが気になるところ。そこをまず押さえてから試験対策に入りましょう。

 1問目は空所補充で語彙力を問うもの。単語だけを見ていると、めまいをおこしそう。こういう時はどういう内容のセンテンスなのかをじっくり見てみる。

 政治ネタものがありますね。そういえば現在、アメリカ大統領の予備選の最中。こんな時はインターネットの英字新聞でヒラリー・オバマ候補の顔を見たら、ちょっと目を通しておくといいかも。意識して単語を覚えようとしなくても、同じような単語は何度も顔を出すのでそのうち脳にインデックスされるでしょう。

 裁判関係のものもあります。日本の新聞でもよくお目にかかる、○浦容疑者。こちらの記事を追っていれば、自然と裁判関連の英単語も目に触れる機会が多いんじゃないのかな・・・。

 ビジネス関連では、今主流のIT産業などの単語も出てきますので、英検の問題とは現在話題のものを試験問題に反映させているのかも。YahooとMicrosoftの記事に注目しておこうかな・・・。

 このレベルは、英語、英語と力む必要はないかもしれませんね。ある程度、日本の新聞とかで政治面、経済面、社会面などを読んで情報を仕入れておくのもいいかもしれません。

 2問目は読解力。問題をざっと見てみると、政治・経済・社会・ビジネスなど、日本語での背景知識があるといいかもしれませんね。背景知識を養うには、日本の新聞を読むだけですが・・・。読解力は英語も日本語も関係ないような気がします。普段から日本語もリーディングしておけばいいのかなあ~と。

 日本の新聞を読んでから、インターネットで英字新聞を読むとすんなり内容が頭に入るんですよね。そんなときに便利なのが・・・

 NHK WORLD English(www.nhk.or.jp/nhkworld/index.html)

 英検対策とは別に行っているのは、英語をひたすら「リーディング」。日本人の自分が日本語がよくわからず、そのわからないのがわかるようになったメソッド。英語にもこれは適用できるんじゃないかと、いま本腰をいれて取り組んでいますが、英語の場合は「リスニング」も並行して行うようにしました。リズムと音感というのが非常に重要な要素なんですよね。日本語も然り。

 本日行った「リーディング」と「リスニング」は以下の通り。

 THE WHITE TRAIL・・・STEWART EDWARD WHITE

 A DISSERTATION ON ROAST PIG・・・CHARLES LAMB

 THE LAST CLASS・・・ALPHONSE DAUDET

 AN ARAB FISHERMAN・・・ALBERT EDWARDS

 THE ARCHERY CONTEST・・・WALTER SCOTT

 「Project Gutenberg(www.gutenberg.org/catalog/)」の「Short Stories and Selections for Use in the Secondary Schools (English)」より。

 それプラス、NHK WORLD English(www.nhk.or.jp/nhkworld/index.html)。

 文学作品と記事や評論文ではリズムが違うので、散文調のリズムもこれから取り入れていくことに・・・。