英語マスターのキーワード・・・英語耳と英語脳

 英語はどうしたらマスターできるのだろうかと考えているうちに、結論らしきものも見えてきたような気もしないではありませんが、日本人がもっとも苦手とする英会話、英語リスニング。これを克服することなしに、心がすっきり晴れることはありませんし、なんとなくもやもやするばかり。

 このもやもやが晴れたのは、「英語脳」という言葉。悩みの火種がつかめそうでつかめない、イメージとしては分かっているんだけど言葉にならない。でも、イメージと言葉がひとつになるときがあるんですよね。そんなときに出会ったのが、「英語脳」。英語脳のことは前回のブログ(2008年5月17日付「英語を流暢に喋るには、右脳を鍛えるといいのかな」)で扱いましたが、「周波数」というのがキーワードのような感じでした。日本語と英語では周波数が違う。ラジオも聴きたい番組の周波数にきちんと合わせないと、ただの雑音にすぎない。つまり、原理はそれといっしょ。その周波数をとらえるためには、どうしたらよいのか・・・は、こちらのサイト(www.forestpub.co.jp/eigo/)を見ていただくとして、今回また新鮮な言葉を発見! 「英語耳」。なんだろう、英語耳って・・・。

 今朝の新聞を見ていると、「ミミテック英語マスター」なるものを発見! 「カタカナ英語からネイティブ英語へ」、「英語嫌いの私が今では英語耳に!」、「TOEIC440点→680点 3ヵ月で240点アップ!」という言葉を見ると、さっそく教材を買ってしまいそうですが、記事を読んでいるとここにも「周波数」という文字が・・・。記事を掻い摘んで引用させていただきます。

 「日本語は世界で最も低音域で話す言語で125~1500ヘルツ。英語は2000~16000ヘルツ。米語は1000~4000ヘルツの高音域で話す言語

・・・日本語頭のラジオでは、当然英語や米語はチューニングできないというわけ。つまり、雑音でしかない。でも、小さい頃英語圏に住んでいた人って、日本語も英語もペラペラですよね。アンテナを2つ持っているってことなんでしょうか。それとも・・・。

 「赤ちゃんから幼児は10数ヘルツ~16000ヘルツといわれ、すべての言語を聞き取れる耳を持っている。ところが、成長するにしたがい母国語の周波数帯のみ聞こえる耳が定着。その結果、大人になるほど母国語の周波数領域を外れた音は聞き取れなくなってしまう

 日本に生まれた赤ちゃんだって、英語を受信する周波数は持っているわけなんだ。日本語の環境なんだから、16000ヘルツもいらないし、1500ヘルツもあれば十分さと思ったかどうかは分かりませんが、日本人だって16000ヘルツを受信するポテンシャルは持っているわけですよね。大人になっても、脳細胞は生きているはず。その回路を呼び起こしてあげればいいわけだ。

 そこで、「英語脳」と来るのかな。1000~4000ヘルツの高音域を受信できるようにすれば・・・からが、英語教材を売る側の腕の見せ所になるんですね。

 「英語脳」と「英語耳」という発想というのか概念は非常に参考になりました。現在個人的にも英語がどうしたら話せるようになるかを臨床実験中ですが、これは最初に押さえておきたいのは・・・

 英語は英語で考える

 英語は英語で理解する

 現在敢えて英語の絵本(Illustrated book)、幼児から子供向けの絵本を読んでいるんです。文法学習はしない、辞書は引かないで、単語の意味を理解する。イメージとしてとらえる。英語でとらえる。そういった訓練には最適かなあと思ったりも・・・。それと、英語の周波数帯でとらえることももちろん必要。

 それに適した教材はないかと毎日ネット上を駆けずり回っていますが、偶然見つけたのが・・・

 こちらのサイト(www.fonetiks.org/foniks/ohandah/)

 マウスオーバーするとテキストの音声が流れてくるんで、とても便利ですよ。テキストを聴くとき、右耳で聴くといいかもしれませんよ。とにかく右脳に集中させたほうがいいのかなあとも思っています。右脳の特性(右脳の五感の認識パターンは、瞬時に直感的にかつ総合的に、外部情報を認識し判断)をふるに活用するには、少々しごいてあげたほうがいいかも。スポーツ選手はその競技に合わせた体造りをしますよね。そこを鍛えないことには、いい成績がのこせないですものね。英語をマスターするには、どこをどう鍛えれば分かってきたような気がしますので、そこをひたすら鍛えてあげましょう。