歴代アメリカ大統領の就任演説を英語でリーディング

 英語学習者にとって今とても目と耳が離せないのが、アメリカ大統領選挙。民主党の大統領候補に、バラク・オバマ上院議員がノミネートされたのはご存知だと思いますが、まだまだ戦いはこれからだぞっと・・・。

 「Tonight, we mark the end of one historic journey with the beginning of another

 この「another」という英単語を聴き取れたのと、その意味するところがなんとなく理解できたときは、よっしゃ! 少しは英語が進歩したかと、勝手に喜んでしまいました(^^;)。時々よく聴き取れることがあるんですよね、偶然かもしれませんけど・・・。

 「we mark the end of another...」すればアメリカ合衆国の大統領になるわけですが、仕事はじめとしてまず就任演説が待ってます。

 歴史的名文句がこの就任演説からよく生まれていますが、そんな中でもだれもが耳にしたことがある有名なあのフレーズ。

 「And so, my fellow Americans: ask not what your country can do for you—ask what you can do for your country.・・・祖国があなたに何をしてくれるかを尋ねてはなりません、あなたが祖国のために何をできるか考えて欲しい」

 このフレーズを聞くとすぐに思い浮かびますよね、あの名前・・・ジョン・F・ケネディ(John Fitzgerald Kennedy)。第35代のアメリカ大統領。

 この有名なフレーズは知っていても、就任演説を全部読んだひとは少ないんじゃないでしょうか。読みた~いというかたはこちらのサイトへどうぞ・・・

 Bartleby.com(www.bartleby.com/124/index.html)

 「Inaugural Addresses of the Presidents of the United States」に全文が掲載されています。ケネディ大統領のほかにも、歴代アメリカ大統領の就任演説が全部見られますよ。

 大統領就任式典はぜひ同時通訳なしで、英語をそのまま聴いてみたいですよね。演説の冒頭はだいたいこんな感じ・・・。少々その部分を引用させていただきます。

 「Vice President Johnson, Mr. Speaker, Mr. Chief Justice, President Eisenhower, Vice President Nixon, President Truman, reverend clergy, fellow citizens,」 (ジョン・F・ケネディ)

 「Mr. Chief Justice, Mr. President, Vice President Quayle, Senator Mitchell, Speaker Wright, Senator Dole, Congressman Michel, and fellow citizens, neighbors, and friends:」(ジョージ・ブッシュ)・・・現在の大統領の父ですよ。

 「My fellow citizens:」(ビル・クリントン)・・・オバマ候補に敗れた、ヒラリーさんの旦那さん。

 「President Clinton, distinguished guests and my fellow citizens,」(ジョージ・ブッシュ)・・・現大統領。

 リスニングは最初でつまずくとあわててしまいますよね。とりあえず、こうした英単語がとびこんでくる準備をしておくといいかも。

 おおきなお世話だったら、ゴメンなさい(^^;)。